野生の動植物を絶滅から救うには
映像を見る=「地球の環境 他」より(1分09秒)

地球上の生物は、約40億年の長い時間をかけ、さまざまな種類に分かれてきました。地球環境
は、このいろいろな種類の生き物たちが互いに関係し合い(生物の多様性)、生態系のバランスを
保ちながら作られているのです。

近年、動植物の輸入によって、元々すんでいた生き物が絶滅の危機におちいったり、お金をもう
けるための乱獲などにより生存がおびやかされています。

生物を絶滅から救い、その多様性を保つことは、人間にとって重要な使命です。


いったいこの地球に、どのくらいの種類の生き物が
いるのでしょうか?

 じつはその答えは、はっきりしていません。学者に
よって500万種という人もいれば、5000万種という
人もいます。  

地球が誕生したのがおよそ46億年前、はじめて生
き物が誕生したのがおよそ40億年前といわれてい
ます。
地球にいるすべての動物や植物は、そのときに誕生
した生き物から、枝分かれして、ずっと命をつなぎな
がら進化して、今の形になったものです。

 しかし、およそ6500万年前に、恐竜が絶滅したよ
うに、生き物が絶滅するのは、地球の歴史の中でく
りかえし起きてきたことも事実です。

ところが、いま問題になっている生き物の絶滅は、
これまでになかったくらいすさまじい勢いなのです。

世界資源研究所は、1990〜2020年の間に、全
世界の生物種の5〜15%が絶滅すると警告してい
ます。
かりに1000万種の生き物がいるとすると、毎年、
1万7000〜5万種が絶滅してくことになります。
もしそうだとすると、毎日47〜137種が地球から姿
を消していることになります。




人によって絶滅した動物は

日本にはナウマンゾウというゾウがいました。
日本のあちこちで化石が見つかっていますが、
石器時代の人間が狩の獲物にしたために、
約2万年前に絶滅したといわれています。

また、ニホンオオカミは、本州、四国、九州に
広くすんでいましたが、1905年を最後に生き
たニホンオオカミを見た人はいません。

これも人間が殺してしまったり、外国からつれ
てきた動物の病気がうつったりしたためだとい
われています。
世界に目をむけましょう。
ステラーダイカイギュウは、北太平洋にすんで
いた体重4トンもある巨大なジュゴンのなかま
です。
しかし、発見からわずか27年目の1768年、
肉や油や毛皮を求めた人間に取りつくされて
絶滅しました。また、大きくて飛べない鳥たち
は、あっという間に人間や人間が持ち込んだ
動物に食べられてしまいます。
マダガスカル島の西にあるマスカリン諸島に
んでいたドウドウ、ニュージーランドにすんで
いたモア。


どちらも200年ほど前に絶滅しました。
このほか、人間が絶滅させた動物は数え切れ
ません。

絶滅が心配されている動物。

国際自然保護連合という団体が、毎年、絶滅が心配されている動物や植物を「レッドリスト」として
発表しています。

2002年の発表では、絶滅が心配されている動物は5453種、植物は、5714種にもなります。  
その中から、おなじみの動物をあげると、ほ乳類では、ジャイアントパンダ、オランウータン、アジア
ゾウ、マウンテンゴリラ、チンパンジー、トラ、ジュゴン、ライオン、チーターなどです。

鳥では、アオコンゴウインコ、キガシラペンギン、シマフクロウなどです。

は虫類や両生類(りょうせいるい)では、ウミガメ類のすべて、オオサンショウウオなどもそうです。

動物園でよくみる動物たちの多くは、絶滅が心配されている動物といってもいいでしょう。  

地球上の生き物たちが絶滅しそうになっているいちばんの原因は、人間の活動です。
人口が急に増えて、家や工場や畑をたくさん作り、環境を破壊して生き物たちのくらす場所を
うばってしまったのです。

生き物たちがいなくなると、人間も生きていけなくなります。ですから、なんとしても生き物たちを守
らなくてはなりません。


数がへって、絶滅が心配されている日本の動物たち。

ワシントン条約とは

「ワシントン条約」とは、絶滅のおそれのある野生の動植物を守るために、それらを売ったり買った
りできないようにしようという、国際的な取り決めのことです。  

お金をもうけるために野生動物を生けどりにしたり、殺して毛皮や角やきばを取って売ったりする
人がいます。また、それをほしがって買う人もいます。

こういう人たちによって、野生の動物や植物がどんどん絶滅しそうになっているのです。  
そこで1973年に、アメリカ合衆国のワシントンに世界81か国が集まって、この条約を作りました。

2003年には164か国がこの条約に参加しています。  

ワシントン条約では、絶滅のおそれのある動植物を、絶滅しそうな順に3つのグループに分けてい
ます。
ジャイアントパンダやゴリラなど、もっとも絶滅のおそれがあるおよそ900種のグループについては,
生きたままはもちろん、毛皮やきばなどの体の一部や、その加工品も取り引きができないことに
なっています。

あとのふたつ、今に絶滅するかもしれない生き物のグループや、それぞれの国がとくに保護したい
生き物のグループも、自由に取り引きできないことになっています。




ワシントン条約に違反して、押収された生き物の
剥製や、角や骨で作った品物。(写 真・東京税関)



ラムサール条約とは。

「ラムサール条約」とは、国境をこえて飛んでくる水鳥たちが、休んだりえさを取ったりできるように、
湖や沼や海などにある湿地を守りましょうという、国際的な条約です。

1971年にイランのラムサールで開かれた会議で決まったので、この名前がつきました。

2003年には、世界の138か国が参加し、1317か所の湿地がこの条約に登録されています。  

この条約に登録された湿地は、その国が湿地の環境を守るように努力しなくてはなりません。

日本では、2005年の3月現在、次の13か所の湿地が登録されています。

釧路湿原、クッチャロ湖、ウトナイ湖、霧多布湿原、厚岸湖・別寒辺牛湿原、宮島沼<以上、北海道>、伊豆沼・内沼<宮城県>、谷津干潟<千葉県>、佐潟<新潟県>、片野鴨池<石川県>、
藤前干潟<愛知県>、琵琶湖<滋賀県>、漫湖<沖縄県>。


   日本国内のラムサール条約登録地。

絶滅の心配のある野生の動植物を守る研究所の取り組み

野生生物の生活(食物・営巣)場所など)や土地の植生や地形などの情報から、コンピュータを
使って野生生物がすめる場所とすめない場所を探し出し地図上に表示する方法を開発しています。

同じ種類の生物でもさまざまな遺伝子を持っています。
それぞれの遺伝子を持つ生物の集団がすむ地域の特徴などを明らかにし、それぞれの生物の
生活を守る研究をしています。

川や湖沼のようすが、そこにすむ動植物の多様性を保つために、どのような役目を果たすのかを
解明しています。

野外での研究をおぎなうために、仮想的な実験をして、環境の変化と生物の種類や遺伝子の多様性
性との関係について研究しています。

絶滅しそうな動物を絶滅から守るために、保護されたり調査のために一時的につかまえられたり
した動物の皮膚を少しだけとったり、自動車や電線にあたって死んでしまった動物の皮膚や体の
中の生きている細胞を研究室の中で細胞培養することで生きた多くの細胞を手に入れます。

この細胞は液体チッソを使って約マイナス160度で凍った状態で保存しています。

こうして凍らせた細胞は死んでいるのではなく、生きたままで何十年も冬眠状態で生き続けること
ができます。

国立環境研究所では世界で始めて鳥の細胞を長い間、研究室で培養しながら増やすことに成功し
ました。
 
        環境試料タイムカプセル  
(零下150℃に冷やせる保存(ほぞん)用タンク)   

更に、さらに、こうしてます。


保存した細胞を利用して将来、絶滅しそうな動物を増やす方法を新しくつくり出すための研究も続
けています。

ニワトリを使った研究では、精子や卵になるように運命づけられた細胞を卵の時代にとりだして別
の卵に植え付けることで子孫を増やす方法ができ上がりました。

この特別な細胞は研究室の中で細胞培養によってどんどん殖えるので、多くの卵に植え付けるこ
とで多くの子孫をつくることができます。

その上、この技術を使ってできる子孫はクローン技術を使ったのとは違い、一羽一羽の遺伝子が
違ってくるために、より自然に近い子孫が産まれてきます。

この様な研究技術を利用すると、たとえば100年後に数が少なくなって卵をほとんど産めなくなっ
た鳥の集団の卵に、冷凍保存しておいた健康な細胞を植え付けることで以前と同じように多くの卵
が産めるようになると考えられています。

もしかすると、皮膚の細胞や毛の根元からとってきた細胞を使って子孫をつくることも将来は可能
になるかもしれません。

その様な技術を開発するために、ニワトリやウズラといった研究室で飼育することが簡単な鳥を使
った研究を進めています。     

絶滅した日本産 トキ も保存されています。



環境ホルモンとは?


アフリカゾウ、クロサイ、ベンガル
トラなどは絶滅が心配されている。
ニホンオオカミ、ドードー、リョコウ
バトは、すでに絶滅した。
日本産のトキも絶滅している。

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