環境ホルモン・ダイオキシン

       人や動物の健康にどんな影響を及ぼすのか?

工業化によって人間は、さまざまな化学物質を作り出し、日本でも5万種以上が作られました。
このたくさんの化学物質は、プラスチック、合成洗剤、医薬品、農薬などの原料として使われ、
私たちの生活を豊かにするのに役立っています。

しかし、 その中で最近とくに、人の健康に重大な影響をあたえるのではないかといわれている、
環境ホルモンダイオキシンが、問題になっています。

これらの化学物質は、使われた後に処分することになりますが、これらを燃やした時にどう変化
するか、埋めるとどういうふうに残るか又、安全に保つための方法など汚染を広げない努力と
対策が必要になります。


◆映像を見る=「ごみ博士になろう 他」より(59秒)


ダイオキシン(炭素、酸素、水素と塩素からでき
ている)は、山火事や火山の爆発(ばくはつ)によって自然
界にもわずかですが生成します。

日本では塩化ビニルなど塩素をふくむ合成樹脂や食品を
ふくむ生ゴミなどの焼却処分により大量に発生していまし
た。
平成9年12月にダイオキシン発生量を大幅に低減する
焼却炉に関する規制が強化され、ゴミ焼却にともなうダイ
オキシンの発生量は大きく減少しました。  

また、かつて水田などにまかれた農薬中にも不純物として
ふくまれていました。
ダイオキシンは、環境中では分解がむずかしいため、今
でも残念ながら環境中に残っています。  

ダイオキシンとは、ひとつの物質のことではなく、200種類
以上の化学物質をまとめて呼ぶときの名前です。

その中にはがんを促進したり、ホルモンの働きを乱す種類
があり、動物の種類によっては毒性の影響を非常に強く受
けるものもあります。  

新しい設備を持っていないゴミ焼却場の煙突から発生した
ダイオキシンは、風に乗って地面に降りつもり、土壌や水
から生物に取りこまれて、やがてそれらを食べる人間や
動物の体にたまって、害をもたらすことが心配されています。





環境(かんきょう)ホルモンとは、体の中にあるホルモンとにたような働きをすることにより、人や
野生生物の体の成長や生殖などについての体の働きをさまたげたり、みだしたりする可能性の
ある化学物質全体のことをいいます。

人や動物は、体の中でさまざまな種類のホルモンと呼ばれる物質を作りだし、その働きによって
骨や筋肉が発達し、また男性、女性として、子どもが作れるようにきちんと成長することができます。

しかし、ダイオキシンやPCB、塗料・合成洗剤・農薬・殺虫剤などに使われている化学物質などが、
この正常な発達をさまたげているのではないかと問題になっています。  

これらの物質の中で、大型船の船底を守るためにぬっていた塗料にふくまれていた化学物質に
より、巻き貝の一種であるイボニシの雌が雄になる異常が生じていることがわかっています。

また、世界各国で、殺虫剤にふくまれる化学物質やPCBによる影響とうたがわれる、動物の異常
や数の減少などの報告もありました。  

環境ホルモンは、人や生態系に取り返しのつかない重大な影響をあたえると心配されており、
その影響や仕組みなどを解明する研究が重要となっています。

ポストハーベスト農薬
ちょっとむずかしいことばですね。「ポスト」とは「〜した後」、
「ハーベスト」とは「農作物の取り入れ」という意味です。
つまり「ポストハーベスト農薬」とは、農作物を収穫した後に
使われる農薬という意味です。

 日本は、外国から多くの農産物を輸入しています。
船で運ばれてくると、日本にとどくまでに時間がかかります。
また、小麦などの穀物や豆類などは、長い間たくわえておく
場合があります。

すると、とちゅうで虫がついたり、かびが生えたりします。
それをふせぐために、ポストハーベスト農薬として、防虫剤
や防腐剤、防カビ剤などを使うことがあるのです。  

ポストハーベスト農薬は、作物が育つときに畑にまかれる
農薬とちがって、食べるところにかけられます。

ですから、農薬の成分がたくさんついて、より危険だといわ
れています。




    

PCB(ピーシービー)は、
ポリ塩化ビフェニルの英語表記 Polychlorinated Biphenylの略称です。

ダイオキシンと同じように、200以上の物質
をまとめて呼ぶときの名前です。
複数あるので、PCBsのように英語の複数形
を表すsをつけて表されることもあります。
 PCBは、電気を伝えにくく、熱や薬品に強
い性質を持っているので、電気製品や冷却
用媒体、印刷のインクなどに使われていまし
た。
ところが、1968年に事故でPCBがまざった
油を食べた人たちが、ひどい中毒にかかる
事件(カネミ油症事件)が起こりました。
そのため日本では、1972年にPCBを作っ
てはいけないことになりました。  

しかし、PCBは分解しにくい物質なので、
PCBをふくんだ油や部品などが残っていて、
いまだに土地や地下水を汚染している心配
があります。  

また、PCBの仲間の中には、コプラナーPCB
と呼ばれるグループがあり、毒性としても
ダイオキシンと同じような性質を持っている
ため、法律上ダイオキシン類として分類
されることもあります。



ダイオキシンなどの化学物質が人や動物にあたえる影響をしらべる
           研究所の取り組み


現在、人や野生動物の体にどんな異常が起こっているのか、環境ホルモンやダイオキシンが
人や動物の体の異常にどう関係しているのか、その仕組みをつきとめる研究をしています。

また、この問題を解決するための効果的な方法の開発を研究しています。

人や、魚類、両生類、鳥類や無脊椎動物などの野生生物について、性や生殖する能力の異常
が環境ホルモンとどう関係しているか、その作用や仕組みを解明するための野外調査や生物
試験などを行っています。

環境ホルモンの影響でイボニシ(巻き貝の一種)の変異が明らかとなりました。


変化する環境ホルモンの量を測定するための高感度計測技術の開発と、内分泌かく乱=ホル
モンのような働きをして体内をみだすこと)の強さを測定するための測定技術の開発をしていま
す。


生物試験
生物試験:化学物質の影響を調べるため、メダカ、ミジンコ、ウズラ、カエル、エビ、マウスなど
実験用生物を特別に飼育し、さまざまな生物試験をしています。




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